!!化学と将棋 ボナンザという将棋のソフトを知っているだろうか?このソフトは,量子化学の研究者である保木さんが研究の合間に作ったものである.そのソフトには量子化学計算で使われる技法が部分的に使われているらしい.先日,保木さんの講演を聞く機会があり,興味をもち,下の本を通勤電車で読んでみた.面白い.科学の研究者と将棋のトッププロの双方の考え方が対照的で興味深い.最近,よく言われる融合科学とは何かを考えさせられるし,教養を広くもつことの意義を再認識させられる. {{amazon 4047101079}} 一方で,融合科学も教養も,狙ってできるものではない気がする.結果としてでてくるものである.水をまかないと芽はでないことはとても大事で,でも水をまいても芽がでるとは限らない.辛抱強く...が大事である.