!!!熱力学第8回おさらい !!今日のおしながき * 第二法則 ** 熱力学的温度 !!今日のまとめと反省 Carnotサイクルの普遍性を最初に確認しておく。同じ仕事をする2つのCarnotサイクルを考えると、やりとりする熱量は完全に同じになることが示せる。つまりサイクルの構成物質は何でもよくて、熱源の温度だけが決まると、Carnotサイクルのもらう熱量もすてる熱量も同じとなる。熱力学第二法則から導けることになっている。熱源の性質を特徴付ける量は温度だけだから、やりとりする熱量から逆に温度を決めることができそうである。そのとき、最初に設定した仕事の量が若干邪魔くさい。 つぎに、仕事を消すために、サイクルを数回回してみると、熱量の比はサイクルの回数、つまりは仕事の量に依存しないことがわかる。熱量比に注目すれば仕事は消せた。つぎに、熱源3つのやりとりを考えると…比は温度だけの関数の比であらわされる。この関数形を決める情報はもうないので、えーいと温度の線形に決める。これをKelvinによる。これが熱力学温度である。 この熱力学温度を用いると、Carnotサイクルの熱効率はシンプルに表わされる。さらに、この温度は非負であることはすぐに示される。残った時間で、大急ぎで理想気体のCarnotサイクルの熱効率を求めてみる。ここはちょっとおもしろくて、困惑するところである。 !!今日の宿題 *3-5から3-8:講義内容+α *3-9から3-13: 関連事項 !!配布するファイル *プリント:{{ref ReportNR2014-3.pdf}} !!今日の質問 !W'T2のときもあれば、T1