2008年の一言
2008-12-19
今度も「冬の大質問大会」
今年の一月に初めてやってみて、まだ時期がはやい感じなのですが、今度もやることにしました.例年と同じように開催趣旨を以下にまとめてみました.時間と興味のある方は是非いらしてください.
冬休み大質問大会
- 日時:2009年1月7日(水)18:00--20:00
- 基本的に自由集合,自由解散とします.
- 場所(仮):駒場キャンパス3号館 3-108
- 参加者資格:福島担当のクラス
- 内容
- 目的は,講義内容に関する疑問,質問,試験勉強の過程でわいてきた疑問をできるだけ多くの学生と共有しながら,解決することである.
- 試験の平等性を確保するために,基本的にこちらから能動的な情報の提供は行わない.この意味で,補習や特別講習の類ではない.これに出たとしても,試験に有利になることはまったくない.出ることで,物理に目覚めて,テストがよくなるということはひょっとしたらあるかもしれない.
- 事前に学生は講義内容についての質問事項をまとめておき,事前,または当日に質問する.それに対しての解答や解説は学生がしてもいいし,私がするかもしれない.
- 疑問点が絞りこまれておらず,単に「わからん」という疑問には一切答えない.ただし,本当に苦しんでいる場合は解決方法のヒントを与えられるかも知れない.
日時は勝手に決めました.冬休みに勉強してもらって,わからないところを一気に解決させることを目的とします.
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2008-12-3
冬になってしまった
ここのページがほとんど更新されないまま時間が過ぎてしまっている.すみません.先週は研究会で京都にずーといました.講義の終わったときに,「それが本職か...」と学生に言われて戸惑った様子をおさらいに書いた.
2008-11-4
秋だねー
ということで,背景をチェンジ.上の写真は昨年の駒場のメインストリート.夏学期の追試が終わりました.
2008-9-30
冬学期
あわわー,もうそこまで冬学期が迫って...キター.とかいっている場合ではない.夏学期の熱力学の最後のおさらい書きました.
2008-9-11
採点終了
熱力学の試験の採点終了しました.みなさんよく出来ていましたよ.頂いたコメントへの返答は「最後のおさらい」ページにぼちぼち書いていきます.
一足早く秋っぽいテーマに変更.
2008-9-2
熱力学試験終了
なんとか期末試験は終了しました.みなさん,ご苦労さまでした.正直いうと,もー思いっきりエンジンふかして頂戴!な問題でした.講評はまた近いうちに書くことにします.
大学院の講義のレポートも締め切ります.
2008-8-25
夏の大質問大会終了.
感想はこちら.
2008-8-22
熱力学レポート返却します.
遅くなりましたが,レポート返却中です.私の居室(16-221A)の部屋の前の封筒に入れてあります.大学に来たときにお立ち寄り下さい.まだ,前のレポートを持っていっていない学生さんがいます.そのままにしておくと,減点しますよー.解答例はこちら.Report4-A-2x1.pdf(286)
2008.8.25追記上のファイルの「てにをは」とtypo修正.
夏の最も暑い時期は過ぎたのでしょうか.少し過ごしやすくなってきました.みなさんは夏休みを満喫していることと思います.試験も迫って来ましたので,試験勉強もがんばってください.週明けには「大質問大会」を予定通り行ないます.興味のある方はどうぞ.
2008-8-20
今年もやります
もう私にとっては恒例になりつつある「夏休みの大質問大会」ですが,今年もやります.開催趣旨を以下にまとめてみました.時間と興味のある方は是非いらしてください.
夏休み大質問大会
- 日時: 熱力学 2008年8月25日(月)10:00--12:00
- 場所:駒場キャンパス3号館 3-108
- 参加者資格:福島担当のクラス
- 内容
- 目的は,講義内容に関する疑問,質問,試験勉強の過程でわいてきた疑問をできるだけ多くの学生と共有しながら,解決することである.
- 試験の平等性を確保するために,基本的にこちらから能動的な情報の提供は行わない.この意味で,補習や特別講習の類ではない.これに出たとしても,試験に有利になることはまったくない.出ることで,物理に目覚めて,テストがよくなるということはひょっとしたらあるかもしれない.
- 事前に学生は講義内容についての質問事項をまとめておき,事前,または当日に質問する.それに対しての解答や解説は学生がしてもいいし,私がするかもしれない.
- 疑問点が絞りこまれておらず,単に「わからん」という疑問には一切答えない.ただし,本当に苦しんでいる場合は解決方法のヒントを与えられるかも知れない.
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2008-8-17
アマノジャク
凡才がこの業界に生き残る術として,比較的若い時期に人のまね事はしないようになった.いわゆるベストセラーとなった本も読まない(もっとも本自体あまり読まない).しかし,売れてからもう1・2年くらい経っているし,そろそろ読んでもよいかなーと思い,福岡氏の「生物と無生物のあいだ」を新幹線のお供として手にとってみた.間接的な理由は,彼がUPという月刊誌に連載しているアンサング・ヒーローと呼ばれるコラムに最近はまっているところが大きい.文章がうまくて,博識だ(と言うのは失礼かもしれない).一言で言えば,面白く読ませる文章なのだ.ベストセラーはひっかっかるものの,彼の長い文章を読んでみたくなったわけだ.
結果はやはり面白かった.本嫌いの私でも京都への往復程度で読み切れる.なんかつまらん感想だが...本の帯に「推理小説を読むような面白さ」というようなことが書かれていたかな.まったく賛成である.そのコメンテータよりも明らかに内容を深く理解しているはずの自分でも同じ感想を頂くのである.そう,これは科学の本ではない.もちろん,それを意図して書かれていないだろうから,批判しているわけではない.ただ,私が高校生のときにブルーバックスを読んでワクワクした感じとは全く異にする感覚を抱くわけである...若い学生さんはどのようにして生物を学びたいと思うきっかけを得るのだろうか?変な疑問が浮かんだりする.
ともかく,この本を読む前に,シュレディンガーの「生命とは何か」を読んで勉強しておくのが理系の学生としては正しいかな.違うか.
2008-7-14
夏学期担当講義終了
今週の月曜日で担当の講義は終了.先週の金曜日には前期の熱力学も終了しました.大学院の講義では,古典的な論文を紹介するという企画でした.これに関するコメントは,一つ上のところでもう一言書くことにします.熱力学は今年が二回目でして,やはりセカンドなんとかというように,少しはうまくやれたかなと思っていますが,やはりもうちょっと前半を飛ばすべきでしたかね.それなりに私は楽しんでやっていました.これは単に学生さんの反応がよかったからです.ぼそっと言ったことを良く聞いてくれていて,後でいろいろと突っ込んでもらえるのがうれしいわけです.「さっき言ってたことと違うんじゃない?」ってね.そういうこともあるし,実はその背後にもうちょっと深いことがあったりして...ただ,改めて思うのは,捨てる技術を研かないといけないということです.有限の時間の中で有効に情報を伝えるために,捨てられるところは捨てるということです.
とにかく,夏休みを有意義に過ごして,試験勉強がんばってください.
大学院生の方は,面白いレポートを期待しております.
2008-6-26
この年にして...
この本,シュレディンガーの「生命とは何か」を手にとる.有名な本であったが,大学のときに巡りあうことができなかった.そのうちに絶版.再版と品切れ状態が続いていたが,先日文庫本として再版の宣伝が新聞にあったので,書籍部で手にしたわけである.面白い.大学生のときに読んで,正しく面白がることができたかなー.とにかく,統計力学と量子力学を勉強する気にはなっただろうと思う.是非,みなさんにも一読をお薦めします.
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/33/5/3394610.html
(追記)読んでみた.確かに量子力学の創設者の一人だけあって,量子力学からの帰結を力強く書かれている.もちろん,これは一般的な読みものなので,量子力学そのものについてはまったく書かれていない.これを読むと,量子力学を確かに勉強したくなる.一方で,統計力学はやはり強力でかつ美しい理論体系として随所に登場するものの,生物を考えるには統計力学では難しいところを相手にしなくてはいけないところがよく指摘してある.現代的な問題としては,生物もそうだが,ナノスケールを考える上での問題点がこの時代に指摘してあるのは改めてすごいと思う.ゆらぎの問題やマイノリティコントロールの問題である.これを読むと,学生の私は統計力学に惹かれなかったかもしれないと思う.統計力学の先の物理法則を考えないといけない...と言われて,若かりし学生の私が統計力学を勉強する気になるかという問題だ.この本の前に統計力学に出会っておいてよかった...
2008-6-11
徐々に復活
停滞していたおさらいを復活させています.お待たせしました.明日の講義にはレポート返却します.
2008-5-30
停滞ぎみ
各種ホームページの更新が滞っております.大変御迷惑をお掛けします.もう少々お待ち下さい.明日は大学院の入試説明会があります.http://www.dbs.c.u-tokyo.ac.jp/exam/setsumeikai/
2008-5-12
対等な感じ
今日の夕方に基礎科のガイダンスがあり,用もないのにのぞきにいった.ここ数年見ている中で,今年は人数が多かったように思われる.広報の先生の御尽力のおかげだろう.さらによいことに,今年は雰囲気がちょっと違うように思った.少なくともガイダンスを聞きにきた学生さんには何か本郷と駒場を対等に比較しているように見受けられた.ちょっとよく見過ぎかな?見過ぎかもしれない.でも,前がかりな感じが学生からは感じられたし,酒井先生や金子先生にあんなふうに語られたらちょっとほろっと来ますよね.
2008-5-11
教養学部基礎科学科 進学ガイダンス
明日,基礎科のガイダンスがあります.
http://www.kisokagaku.c.u-tokyo.ac.jp/
5月12日(月)18:00--19:00 16号館119・129号室
2008-5-6
電磁気追試ご苦労さま
もう一週間くらい前になりますか,先学期の追試が終了しました.ご苦労さまでした.今回は本試験を補強したような問いにしてみました.これで論理に飛躍がないような解答を強制させてしまいました.このような誘導は強すぎるとのコメントもありましたが,どんな本で勉強していても,このような論理が築けないようなことはありえないです.毎回の追試では,二・三人くらいは目の醒めるような学生さん,つまり,ものすごく勉強して理解が深まっている学生さんがいるのですが,今回はあまりいませんでした.問題が悪かったのか,教え方が悪かったのか...
2008-4-30
熱力学受講予定の学生さんへの業務連絡
履修届けの〆切が今日になっています.他クラスで履修を希望する方は忘れずに申請してください.また,私の手元にサインのない学生さんには履修許可を出しません(現在のところはそのような学生さんはいません).ただ,一点確認してほしいのは,この熱力学の講義は理系と文系の2つに開講されていてい,それぞれに別の時間割コードが割り振られています.
若干名,理系クラスに属していながら,文系開講クラスへの申請をしている学生さんがいます.
私の方では構わず履修許可を出していますが,みなさんの方で履修上の問題がないかどうかご確認ください.
追記(2008.5.1)
今,確認したら,文系から正しく理系へ移行していました.みなさんこのページ見てた??
追記(2008.5.2)
先ほど確認終了.私がサインをした学生さんには全て履修許可を出しました.
2008-4-14
平成20年度の夏学期はじまる
今日から始まりました.まずは大学院の講義から.今週の金曜日には熱力学が始まります.今学期は久しぶりに一限の講義を担当しません.これは学生が来なくなることの言い訳ができない状況なので,しっかり出席点無しで人数をキープしたいところです.ところで,私の逆査定はどうだったのかな??まあ,本気では気にしてないけど,生協では売切れだっただけに目にする機会がなくて気になる.
2008-4-3
新学期が始まりそうです
上の桜は研究室の窓から見えるすだれ桜.遅くなりましたが,電磁気の最後のおさらいをまとめました(こちら).昨日今日とキャンパスは桜と新入生でごったかえしています.新学期が始まる雰囲気が盛り上がってきていますね.
2008-3-4
採点終了
なんとか採点が終了しました.全体としてはよくできていた方かもしれません.全然できていない人ももちろんいまいた. 追試の必要な人もそれなりにいます.がんばってください.
2008-2-8
期末試験終了!
ご苦労さまでした.私の試験はある程度勉強した人にはなんてことない問題ばかりだと思います.電磁気ばっかり勉強するわけにはいかないのはよくわかっているので,理解することを中心にがんばってくれればよいです.まだ,具体的に採点していませんので,それが終わったころに講評を書くことにします.それにしても,900番教室で試験をするのは壮観です.いつもの講義にこれくらい来ているといいのですが...
2008-2-4
ミスプリ
修正情報を以下のページにまとめていきます.
2008-1-31
講義終了
今日の補講でもってして,今年度の講義は終了です.よいかわるいかと大別すれば,今回の講義は悪い方だったです.
試験勉強がんばってください.
2008-1-29
テルミン解説
最終回の講義で,テルミンの解説をする.まだうまく弾けないんだけど...それなりの数の学生さんが聞きに来ました.ただ,弾いておしまいだと大学っぽくないので,電磁気の講義で出てきた部品と力学の知識でできる範囲で回路の説明をした.お気楽な講義を期待されてきたとしたら,普通に黒板に式を書きまくったので悪かったかな?受けはどうだった.
それから,後期過程の宣伝をちょっとだけ.駒場にも後期過程がちゃんとあるんですよ.最近日経BPからもムック本がでました.わしものってるよ.
2008-1-7
大質問大会終了
寒い時間帯でしたが,7名の参加者でよいくらいの人数だったと思います.練習問題の解答のおかしいところを指摘してもらったり,講義での説明が悪かったところがわかったりと,私にとっては有益な時間でしたが,さてみなさんにとってはどうだったか?
そもそも,なんでこんな会を開こうと思ったかというと...
もう遅いので続きはまた今度...
2008-1-4
新年あけましておめでとうございます.
今年もどうぞよろしくお願いいたします.
来週予定どおり「大質問大会」を行います.教室に変更はありません.
福島孝治
今年の抱負?
今年は久々に雪の正月を迎えた.そのせいもあってか,年末年始はテレビを見ることが多かった.そこで気になったのが,「司会の視線」である.カメラ目線は好嫌いのあるところかもしれないが,視線を切ってカンペを見るのははっきり言って芸人としては「おそまつ」であろう.本人たちは気づいていないのかもしれないが,かっこ悪い.そんな中でひときわ気を引いたのは,レコ大の司会のもえちゃん.彼女はすごい.ほとんどカンペを見てない.お隣の方々とはちがって,影の努力がヒシヒシと伝わってくる.さて,そこでわが身を振り返るに,やはり講義中はカンペは見てはいけないのかもしれないと思う.ここでカンペはやはり講義ノートなのかな.講義ノート無しで講義ができるようになる...これが今年の抱負か?
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最終更新時間:2009年04月08日 20時31分53秒