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2013年の一言

2013-12-26

レポート返却

遅くなりましたが、以下のレポートの返却体制が整いました。

電磁気学1と2
統計物理学1

私の居室の前に置いておきます。大学に来た時にもっていってください。年明けの講義のときに持っていきます。

2013-12-17

統合自然科学科 数理自然科学コース・物質基礎科学コース合同進学ガイダンス・カフェ

進学ガイダンスというよりも相談会のようなものが企画されています。私もいくかもしれません

2013年12月20日(金)18:15ー
1号館ー108
http://www.integrated.c.u-tokyo.ac.jp/

ちなみに上のWEBにあるぽすたーの式は間違っています。左辺の最初の−符号は分数の外側です。平衡状態の自由えねるぎー差の指数関数は仕事の指数関数の軌跡平均と等号関係にあるという最近見付かった非平衡関係式です。

2013-10-24

駒場サイエンス倶楽部,開催します!!

以下のように、統合自然科学科主催で、学部1・2年生を対象にしたセミナーがあります.

電気抵抗∞から0へ
― 静電気が生み出す二次元超伝導
上野 和紀 統合自然科学科
加藤 雄介 統合自然科学科
10月29日(火)18:10−19:10 ,  場所16号館119・129室 

駒場にいらっしゃる物理の研究者が超伝導の基本的なことから最近の電場誘起超伝導の解説をしてくれます。物理の知識は全くなくても大丈夫だと思います。小学校のころにオームの法則を習いましたね。電気抵抗です。それがゼロになるのが超伝導です、平たく言えば。無限大なのが絶縁体です。その間が金属や半導体ですが、そこを制御してつながてみるようです。私も知らない話なので楽しみにしています。

そして、司会は、私です.

ぜひ、講義の終わった後に16号館まで集合してください!

2013-10-15

台風のため1限講義休講

10月16日(水)1限の講義は台風接近のために休講になることが、教務から通知されました。よって、私の担当の講義も明日は休講です。

2013-8-3

わからないから面白い!

今日、土曜日に全学ゼミの全体報告会があった.我々理論班も含めて全部で12班の成果報告を聞いた.学生さんが楽しそうに発表するのを見るのは楽しい.多くの学生さんたちは一年生であり,一年前の夏休みは受験勉強のまっ最中であり,こんな一年後を迎えるとは思いもよらなかったに違いない.そんな発表の中で,ある学生さんが言ったことは

いろいろやってみたんだけど、結局何にもわからない.わからないから面白いんです!

油滴が化学反応を使って方向性をもち走り出す実験なんだけど,なぜその濃度なのか,どうして走り出すのかさっぱりわからんというわけだ.確かにわからない.そして、確かに面白い!

ふと思ったんだけど,いつころだったかなぁー、わからなくて面白いと思う感覚を得たのは...簡単にはわかった気にはならなくて,このわからなさ加減をどうしたものかと思う感覚は...それは子供の頃ですね.不思議なことを見つけて,わくわくしたのは子供の頃だ.気がつくと「わかったこと」ばかり習っていて,わからないことに出来わすと苦しくなってきた.その「苦しいわからないこと」とはたびたび問題集にある問題が解けなくて苦しいという感じ.高校のときはそっちが多かったか.やっぱり,不思議なことは面白いのです.そして、その不思議さがほどけるとさらに面白くて,その奥の不思議さにまたこころは踊るのです.

2013-6-17

駒場サイエンス倶楽部,明日あります!!

明日、統合自然科学科主催で、学部1・2年生を対象にしたセミナーがあります.

ミクロな世界のゆらぎを生かす!
― 量子情報の理論と実験
沙川 貴大 統合自然科学科
竹内 誠 教養学部物理部会
6月18日(火)18:10−19:10 ,  場所16号館119・129室 

駒場にいらっしゃる若手研究者が、量子情報・制御に関する最新のトピックスをわかりやすく解説してくれます.量子力学の知識は全く必要なくて、このセミナーを聞くために必要なことは「面白そう」という好奇心だけで十分です.

そして、司会は、私です.

ぜひ、講義の終わった後に16号館まで集合してください!

(追記:2013.6.19)大盛況でした.過去最大の集客力.さすがのプロデュース力>自分.ではなくて,沙川さんと竹内さんの素材のよさが炸裂していました.前半では,沙川さんが量子ゆらぎの基本的な説明からはじまり量子デーモンができると何がうれしいか、現状ではどんなことができているのかを解説.後半では,竹内さんが量子測定に関する実験をクイズ形式で出してくれた.ハーフミラーを単一光子が通過するとき、どっちの経路を通るのか?答えを実験結果で示すところに、見たことしか信じないという信念が感じられる.簡単そうに見える実験も、きっと彼にしかできないのであろう.JJSakuraiの本も面白かったけど、これは迫力が違う.こういう実験を見て、自分もやってみたいと思う学生いるだろうなぁと思った.とにかく、今日のセミナーはよかったぞ.

2013-4-10

新学期はじまる

今学期はまた前期の担当がなく,ややさびしい.特に,熱力学を担当しないのは久しぶり.

2013-2-14

基礎科学科の卒研発表

レポートはこちら

2013-1-1

新年の一言--学問のすすめ--

あけましておめでとうございます.駒場に移ってきて10年が過ぎました.東京大学,そして駒場がどこに向かおうとしているのか混沌とした状況の中で,自分自身の教員としての在り方も考えるべき時期に来ています.いや,もうとっくにやってきていたのに真剣に考えていなかっただけかもしれません.東京大学発信の昨今の学部教育に関する話題は,どれも従来型の教育システムの否定の元に議論が展開されているように思います.私はそこには違和感を常に持っている旧来型人間なのでしょう.大学には時代を超越したあるべき姿があるのだと,割と真剣に考えています.それは学生さんも含めて作り上げる文化なのですが,それは受け入れられないということかもしれません.

さて,駒場にいながらして教養に欠ける私なのですが,最近また一つ勉強したことがあります.「天は人の上に人をつくらず,人の下に人を作らず」とは福沢諭吉の学問のススメの一節だと小学生のころに習いました.しかし,よく考えてみるとこのような平等をうたった文言がどうして学問のススメなのかはよくわかっていませんでした,つい先日まで.学問の権利は平等に開かれている...程度かと.しかし,このくだりには「...といへり」と続きがあり,これは福沢の言葉ではないことが書かれているとのことです.ある説によれば,平等社会をうたっても,格差が生じるのが現実だと認識し,格差の差を埋めるのが「学問」だとして,学問をススメているとのことです.これが本当だとすると,「学問のススメ」の意味はある意味で現実主義的で,社会啓蒙としての価値は素晴らしくても,おおよそ大学の価値を語っているとは思えないです.また真面目に読まないと行けない本が一冊増えました.我々大学教員は別の意味の「学問のすすめ」を説かないといけないと思っています.それは「タフ」な何かかもしれませんが,そうでないのかもしれません.

今年もどうぞよろしく.

2013年元旦

福島孝治

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最終更新時間:2013年01月02日 14時25分42秒