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今日の一言/2006-5-16

卒業研究のレベル

今日のセミナーで金子研のM1の坂田さんの卒研の話しを聞いた.Minority gameの解析をfakeダイナミクスにして,統計力学の計算をしている.基本的には平均場+レプリカ法なのだが,そこに至る問題設定をしっかり理解して,それから計算もきちんとやりきるのは立派だと思う.ぶ厚いノートをみせてもらったが,それは本人の資産になっているはずである.これからの大学院での研究が楽しみである.それにしても本人の努力もそうであるが,指導教官の北里の守さんの仕込みもよかったのだろう.福島研に来た二人も4月中に卒研の話しを聞かせてもらって,その卒論を見せてもらった.こちらも立派なもんだった.卒業研究として,これくらいのレベルまで到達できれば達成感もあって,学生も気持ちが良いだろう.

さて,私はまだ駒場で卒研を担当していない.今日事務から卒研題目届けの請求があった.やはり,今回見せてもらったM1の人達の経験した卒研レベルくらいは経験させて送り出したいものである.そのためには相当仕込まないといけないかなー.

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最終更新時間:2006年05月17日 21時09分48秒