!!Plankの熱輻射理論本 今週は毎日長い議論が予定されている.今日は,6時間半かけてPlank本が最後までいった.いろいろと取りこぼしているところもあるが,相手の様子を見てグダグダになりながらも,最後まで到達したのはお互いによかったと思う.今日の後半の振動子+輻射場系のエントロピー増大則を示すところはカッコいいかぎりであった.しかし,この本の最後の最後がなんとあのプランク公式の内挿的(やっつけ)導出法だったので,そこは幻滅.もちろん,本の中頃には振動子の量子版エントロピーからプランク公式を導いているにも係わらずである.最後がこれか...この本は1906年という微妙な年に書かれていることにも関係しているのだろうか. とにかく,夏学期の生活をちびっと辛くしたほぼ毎週のこの輪講だったが,エネルギー量子の導入や第二法則へのこだわり等痺れる部分が多くて勉強になった.お疲れさまでした.