!!研究者という仕事の本 ふと思い出したので,書いておく.駒場におられる脳(言語)研究者の酒井さんが[「研究者という仕事」|http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4121018435/249-0743891-7200324?SubscriptionId=15JBHWP7TH9QYT1RMHG2/249-0743891-7200324&tag2=peoplewhoaima-22]という新書を今年の4月に出版されたので,早速読んでみた(4月に).非常に軽快な文章で,通勤一往復くらいで読みきれたが,まあ私が読む本ではなかったかもしれない.どの位売れているのかは知らないが,大学生や研究者という仕事に興味を持っている人に,特に駒場の学生にはもっと読まれてもよいと思う.この本に「研究者の適正があるかどうかは大学院に来る前に判断したい」というような下りがある{{fn もちろん,適正を問いにしているのであって,能力のことではない.能力はどうなんかは多くの場合はわからないか,足りないのであるから,ビビる必要はない.足りない部分は大学院でウーンと(泣く程)鍛えれば良い.}}のだが,なるほどねーと思わされた.もし,研究者を目指している若者がこの本を大いなる驚きをもって読むことになるとしたら,その時点でもう少し悩んだ方がいいかもしれない. {{footnote_list}}