今週の宿題:先週の続きから、運動の予測をするためには、速度が必要であることを述べて、 速度ベクトル、加速度ベクトルを導入する。さらっとベクトルの微分は説明する。 その後で、ベクトルの演算についてまとめておく。すでに高校の時にも習ったで あろうことなので、つまらなかったかもしれない。ベクトル積については、はじ めてだったであろうので、ゆっくりと説明した。ベクトル積ってどんなベクトル なのかを考えてみた。講義の後で、一つ説明していない点をちゃんと質問に来た 学生がいた(この点は下に)。
それから、法則についてのコメントをちょっとした。法則って考えてみるとよく わからんよねってことを考察する。いまいちピーンと来なかったのは話し方が悪 かったかね。言いたかったのは、「ケプラーの法則」と占い師の法則やマーフィー の法則はその構造が決定的に違うということ。どういうふうに違うかは是非みな さんで考えて欲しい。
最後に慣性の法則を説明して、終了。次回は第2の法則から。
今日の質問:
- ベクトル演算の練習
- 2つのベクトルa,b の内積a・bの定義について
これが同等なことを示せ。
- a・b=a b cosΘ
- a・b=axbx+ayby+azbz
- a・(a x b)=0,b・(a x b)=0を示せ。
- 恒等式:(a x b)・(c x d)=((a・c)(b・d))-(b・c)(a・d)を示せ。
- 例題の運動r=(a cos wt, a sin wt, ut)の速度ベクトル、加速度ベクトルの大きさを求めて、向きを図示しよう。また、速度ベクトルと加速度ベクトルが直交していることを示せ。