今週の宿題:先週残っていたばねの振動について説明する.たっぷり時間がかかってしまった.基本的には先週の特性方程式の例なんだが,その解が虚数になる典型ということでゆっくり説明する.先週の復習をして,疑問が膨らんだ学生が質問してくれたんでしょうか.ちょっと盛り上がった気がします.基本的な戦略がわかれば,それでいいので,後はじっくりとノートを見返してみましょう.振動の一般解を計算した後に,高校の時に出てきた単振動の式を出してみます(この点についての詳細は後で).またしても,沢山計算ミスしてましたね.学生さんの突っ込みいいです.ここまで3つの運動方程式を解いてきて,力がわかったときの質点の運動を予測してみました.逆方向として,その予言が正しいかどうかのチェックは実験的にされるべきだし,また,ばね定数とか理論的に未知のパラメータはそこから逆問題として決定されることをコメントしておきました.
その後で,仕事と運動エネルギーの関係を議論しました.言葉としては,高校の物理で登場しているので,驚かないかもしれません.何が起こっているのかということを言葉でしか学ばなかったのではと推測していますが,ここでは数学的に表現しています.どうでしょうか.こういうことって,驚かないでしょうか.上の単振動のcos (ωt+Φ)を微分方程式を解いて出すことって,ちょっと納得度がすすみませんか?(今思い出したけど,私が「なっとく」嫌いなのは,間違いが書かれていることもありますが,タイトルの精神が気に入らないからです.納得は人から易々と押売されるものではなくて,自分で勝ち取るものです.)次回からは,エネルギー保存に関する話をします.
今週のレポート:
- 式が間違っていないかチェック! 今週も.
今日の質問:
- なしです.今週の講義で,4番も原理的には解けるのではないでしょうか?