大質問大会

講義のお話したとおり,今年も「夏休みの大質問大会」をやろうかと思っています.アンケートをとったところ,それなりの数の要望があったことも,やる動機になっています.夏休みのカレンダーを見て,こちらの都合のよい日に勝手に設定しました.講義の時に話した日程から変更されています.

これ以外に質問を受け付けないというわけではない.試験前に五月雨式にやってくるのも困るので,その措置という意味付けもあるが,単に楽しく勉強したいだけである.

最近,ドラゴンなんとかという東大入学体験記のようなマンガの人気があることをテレビで知った.今クールのドラマにもなるようである(上田次郎,いや,阿部寛が先生役らしい).東大入試なんか実は難しくなくて,マニュアル的に勉強するのが近道であることを述べているようである.確かにそんな気はする.すごく難しい問題が出ているわけではなさそうである.さらに,「東大に行けば人生は変わる」らしい.そうかもしれない.でもね,理想論を言えば,学問を真剣に志して大学には来て欲しいです.人生のピークが東大入学の時なんて,くだらないことにならないように,学生生活を満喫して欲しいです.そして,この会がささやかだけれでも,真に学問を志す学生の集会になることを祈っています.

(2005.8.17追記) 夏休みはみなさんどうお過ごしでしょうか?今年はそこそこ暑いですね.幸い私は夏ばてすること無く(いまのところ)元気には過ごしています.みなさんは,大学生活最初の夏休みなので,遊びまくっていますかね.私は一年生のときは,山中湖に合宿に行ってました.日焼の具合もよく知らなかったので,顔がボロボロになってしまったことをよく覚えています.さて,夏休みと言えば,読書感想文ですね?まったく脈絡は無いのですが,ボーと書籍部を歩いて目に止まったのが,「和田の130キロ台はなぜ打ちにくいか?」佐野真著(講談社)という野球ファンの心をくすぐるタイトルの本でした.思わず衝動買いし,通勤2回分で読みました.この表題の問に答えようとするのが目的なのですが,5章にまとめられたその答えはつっこみが足りず,私には完全に不満でした.著者にはもう少し物理というか,論理的な思考を学んでほしいと思いましたが,この本の本当に面白いところはそこではなくて,和田選手(ソフトバンク)の人となりの話のところです.実によく書かれています.大学時代の話や和田選手の考え方には学ぶところがあると思います.一流と呼ばれる類の人種の特性を見せつけられた感じがしました.この本の最後には和田さんの早稲田での卒論まで収録されています.安い本だったと思いました.

(2005.8.25追記)台風が接近してドシャブリの最悪の日になってしまいました.今日来た学生さんは2人だけでした.ちょっと低調でしたね.台風のせいにしておこう.いくつかの疑問点を説明して,世間話しをしてました.世間話といっても,勉強のこと,大学のこと,大学院のこと,研究のこと,とかとか.まあ,それも大事ですかね.


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