第10回

今日のおさらい
  1. アンペールの法則
  2. ベクトルポテンシャル
今日のまとめと反省

新年あけましておめでとう。
なんとか第二回目のレポートを返却する。解答例も付けたが、どうだろうか。昨 日出来たてなので、誤植や間違いがあるかもしれないので、チェックしてほしい。 また、最後の問題の答えが見付かった。あんなのでどうだろうか。

連絡事項
  1. 福島の居室が変更になる。16-221A
  2. 試験日程:2月12日(水)4限 15:00--
  3. 「学生による授業評価アンケート」のお願い:実施予定日 1月24日(金) 講義で
  4. 最終講義日程: 1月28日(火)
今日はまず復習を兼ねて、アンペールの法則からはじめる。例題として、直線電 流の磁場を調べてみる。最初にビオ・サバールから積分してみる。実際の積分は 以前に直線電荷の電場での計算と同じなので詳細は飛ばす。その次にアンペール の法則を使ってみる。そしてソレノイドコイルの磁場の例を紹介。レポートにガ ウスの法則の使い方がよく分からないという学生がいたので、ここではアンペー ルの法則の使いかたをゆっくりと説明した。簡単な話だけど、ひとつずつ詰めて いけば小気味がよい感じだ。と思って、「どうだ」と言わんばかりに振り返って みると、皆の反応はイマイチだったな。あーあ、そんな高校の時にやってました よーって感じ。あいたた。。。。でも、「離れ小島に行ったとして、全く同じ理 論が一人で構築できるため」の訓練だと思って。。。
ベクトルポテンシャルの導入。電場の場合とのアナロジーをビシビシ効かせて話 したつもりなので、分かりやすかったかな。自己満足かも。ベクトルポテンシャ ルのポアソン方程式までいったので、これで電流密度が分かったときに、ベクト ルポテンシャル経由で磁場に行き着く道筋ができた。その例題として、直線電流 をやってみようと思ったが、時間が無くなったので、計算のアウトラインだけを 示した。
今週のレポート問題
なし。
今週の宿題:
  1. 直線電流の作る磁場をベクトルポテンシャル経由で調べてみよ。
    (解答(PDF、53KB)印刷したものが欲しい人は 連絡下さい。
今日の質問: 今日は、5分前に終了したが、レポートの返却で人がどどーと押し 寄せたので、そんなに質問はなかった。特に今回の講義に関するものだけ。
  1. ベクトルポテンシャルは電流密度と平行なのか。
    それぞれの電流密度要素がベクトルポテンシャルに与える項はそうです。例えば、 直線電流のように電流密度の方向が場所に依らない場合は、ベクトルポテ ンシャルも同じ方向を向きます。電流がうねうねしたら、どこをもって平行とい うかはわかりません。
  2. 試験範囲はどこ。
    いずれ講義で明らかにします。
  3. 試験はレポート問題より難しいか。
    これから考えます。
今日の雑談:

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Koji Hukushima (hukusima@phys.c.u-tokyo.ac.jp)