まずまずのできだったかと思います. ただ,問題としてはイマイチだったと思いました.まず.一番のコンデンサーはほとんどの人が出来ていました.そのうちの半分くらいは高校の時の公式を並べている感じでした.それならやらない方がよかったですね.2番はこれも前半は簡単でした.しかし,問題の状況設定がよくわからない学生がいたようでした.日本語の問題があったかもしれません.試験の時に質問に答えたりしたので,誤解は無いと思っていましたが,共通の間違い(想定外の解答)がありました.そこは減点しましたが,続く問題には「ひきずり」しないように採点しました.3はボチボチでした.講義でやった内容なので,一度復習しておけばちゃんとできたはずです.静電ポテンシャルの方を選んだ人は問題の題意を理解していない人が多かったです.最後の詰めるところはプリントで配っておいたんですけど...問4は(a)磁石の間を揺れる銅板振子の問題,(b)静電遮蔽の問題.選択率は,(a)と(b)で6:4程度でした.講義に出た人,出てない人の割合でしょうか.問5はある意味で奇問.圧倒的に「髪の毛問題」の選択が多かったです.解答例作らないといかんですね.
忘れないうちに反省したい...
少し前にもお話しましたが,本当に沢山のコメント(史上最高)を頂きました.少しずつ示して行きます.以前に,大学の授業評価アンケートの裏に書くと,事務の人にタイプしてもらうことをお話しましたが,試験のコメントは私がタイプします.うーん,多いと大変.なのですが,研究がイヤになったときに,一気にタイプマシーンと化して打ち込んでみる(大学院の時に我流で覚えた何とかタッチがここで生きている).typosや変換ミスは私に責任があります.それにしても,こんなに長いと誰が読むだろうか.まあ,10年後の自分のために...とっても終わりそうにないので,できたところまで(2005.3.5).
(2005.3.6)書ききる.
- 試験が選択式なのはよかったと思います...やはり僕には物理はむいていな いようです.もし無事に電磁気の単位をとって進学することができたら,進学 先(XXXX)ではもう電磁気を勉強することはないでしょうが,たまにはマクスウェ ルの方程式のことを思い出してみようと思います.正直物理は嫌いですが,今 回必死に勉強してみて「こんなに簡単な式で表せるのかー!」とマクスウェル の方程式にちょっと感動したりもしました.そんなこんなでちょっとだけ(ほ んとにちょっと)物理嫌いが解消されました.かといって,留年してまた電磁 気を履修するのはいやなので,単位をお願いします.
この学生さんは講義が終わるとチョコチョコと前によって来る学生さんでした(ね).普段は必死さのかけらも感じさせないのだが,この答案には必死さはヒシヒシと伝わって来ました.よく勉強していたと思います.まあ,そんなに嫌いと思いなさんな.それからその進学先は何を勉強するところかはよく知りませんが,電磁気使わないとは思えないなー. なんかアレするときにビリビリとかしそうですよね.
- 講義は先生の熱意が伝わって,非常によかった.
前から言うように,熱意などは伝わらなくてもよいものの一つかな.冷たくても,確かな情報と心に響く何かがあれば,講義はよいと思っています.
- 講義楽しかったです.自分なりに今までで一番電磁気を理解出来たと思います. あと,テスト前まで質問につきあっていただきありがとうございます.なんか 感謝ばかりでは意味がないので,授業に対して一言.後半の磁場の授業は数式 変形が多く,急ぎ足な感じがしました.もう少しおちついた感じでやってもら えたらよかったです.といっても,時間的に無理なんでしょうけど.とはいえ, 最後に先生の授業をうけられて良かったです.
よくがんばったと思います.もうこれ以上言うことはないです.こういうがんばっている学生を見るのは気持ちがよいものです.
後半急いだのはその通りですね.もっと捨ててもよいことを明言した上で話を進めればよかったかな.- 問題が選択でき,また説明が多い試験なので非常に解いていて楽しかった. 欲を言えば,講義中に評価への加点の有無はともかくもう少し問題演習がある と良かったかも.
問題演習ですね.
- 授業はていねいでホームページのフォローもあり,実験も楽しかったです.もっと実験を増やしてほしいです.必須の...
ここで時間が切れたようです.実験はやはり受けるんですね.今後はもっと増やして行きます.それにしても,続きが気になる.
- Web上に講義で扱った内容ごとにくわしい資料を挙げてほしい.
参考書をちゃんと示してほしいということでしょうか.講義ノートを公開してほしいということでしょうか.ちょっと意図と意味がわからないです.
- 質問に丁寧に答えてくれてよかった.試験は難しく,特に説明問題で差がつきそうで苦しかった.
プロですから,学生の質問に答えるのは当然の義務です.試験難しかったですか.こういう問題は実は難しいと思います.同じコメントでも発言する人が違うとその意味というか言葉の深さは違いますよね.全然できない学生が「難しかった」というのは,表面的に本当に難しかったということでしょうが,よく出来た学生がいうと,もう少し深いところで話をしている気がします.この学生さんは後者でした.
- 講義自体はとてもおもしろかったのですが,電磁気学という科目に抵抗があり,難しく感じられました.また,約4ヶ月のうちにかなりたくさんのことを学習するために,講義中はよく計算の省略があったりして,混乱しました.テストの出来がいまいちなのが残念ですが,講義にはとても満足しています.ありがとうございました.
沢山のことを詰め込んでいるのは少し賛成です.例えば,物理学科のある大学だと,電磁気は一学期で静電気をみっちりやって,もう一学期で静磁場から電磁誘導.さらに次に電磁波といくところがあります.それくらいのペースでないと味わえない気がします.でも,東大は教養学部であり,かつ必須なので,もう少し広くやる必要があるのだと思います.範囲としてはこれくらいでもいいかな.もう講義の技術でアクセクしている感じを減らせればいいですね.
それから感謝されるのはうれしいものです.- 授業中やレポートなので,学生の声をよく取り上げようとしていたのがよかった.
「取り上げる」フリはしていましたけど,本当に取り上げていたかは疑問です. 学生のみなさんはもっと声を出していいと思います.講義への要望は実はなかなか聞きいれることは難しいですが,例えば講義のわからんところはドンドン質問すべきです.学生からの質問が,講義のペースや内容にフィードバックをかける一つの大きな力になります.
- わかりやすい説明であると思った.この試験でもそうであるが,身近なものにむすびつけて考えることがおおいのも良かった(テストの答えがあっているかはわからないが...)
それから,本当はもっと身近な話題に答えないといけないとは思っています.さらに言えば,身近なものに結び付いていないのは物理じゃないですね.これは言いすぎか?
- 基礎的なことから,発展がまざっていて,興味がもてました.磁場の部分が速くてしっかり理解できませんでした.でも13回ならこんなもんかも...
後半のゆったり感が少なかったのは反省点です.
- これは問5の解答から抜粋....ところで,常温ではイオンは必ず対で存在する.お鍋はだんらんであっ て,プラズマ(陽イオンと陰イオンが独立して存在する状況)のような修羅場で はない.よって,マイナスイオンのみを経口摂取することは不可能である.
とにかくウケた.特に,この学生さんは,一番の解答が完璧で点数には反映されないが,議論にすき間の無い解答をしていただけに,このギャップは大変よろしい.
- 講義の様子をみていると,比較的に物理学的な概念,考え方に重点を置いているようにみえました.Webページにある学生から「式変形だけの授業で面白くない」という主旨の意見が載っていましたが,私としては全然その逆で,むしろ物理学的な概念を重視するあまり数学がわりとてきとうになっていたと感じました.例えば法則の証明の際の式変形で,Sとdxと1/r^3で打ち消しあって1になる(あくまでも例です)というようなかなり手薄な証明で,理解したという実感がわきません.概念的におおまかに理解することも大切ですが,もう少し厳密に数学的に理解したかったように思いました.
証明がいい加減でしたか.それは否定しません.数学のいうところの証明からはかけ離れているでしょう.そこは理解の上で2つコメントしたい.一つは,物理を「厳密に数学的に理解する」ということはほとんどありえないということ.議論の途中で数学の定理を使うことはよくあることですが,最初の問題提示から最後のstatementまでが数学で表現できるというのはないことだと思います.二つめは,講義で話した内容は「それにもかかわらず結構いい線」をいっています.数学的に満足いかない者に残されているのは「詰める」作業だと思います.例えば上の例だと,講義でやったのは,高校数学でいうところの「評価する」(という言い方今でもする?)ことですね.これは「証明」とは違います.証明はまた別のセンスが必要で,それはこの講義でやることではないと思っています.ガウスの定理やストークスの定理の証明(もどき)をやったのも,本当にやりたかったことは「証明」ではなくて,divやrotの感覚を掴むためでした.おそらく,この学生はそうした事情はわかってるのでしょう.そこで,最後に言いたいのは,「詰める」作業は自分でやってみたらどうでしょうか?問題点は明らかになっていて,気持ちの悪いところがどこかも分っているのだとすれば,そこでじっと止まっている理由はないはずです.
- 講義に関しては全体的に分りやすかったし,雑談もしてくれたので,よかったと思います.ただ,もう少しレポートを増やすか,ホームページに問題をアップするなどして演習の機会を増やしてほしかったという気持ちは多少あります.試験に関しては受けてる最中ですし,何ともいえません.ただ,4と5の答えについてはホームページにアップしてもらえるとありがたいです.
演習をやらないと不安だということですね.宿題はWEBに結構挙げてみたのです(もちろんほとんどは講義中口走ったものばかり)が,どうですかね.
- 講義はおもしろかった.ただ,試験問題はあまり好きではありません.3は試験前に友達にみせてもらった過去問と似ていますが,そういうものを探して勉強しろということですか?あとささいなことですが,円筒の定義を(その問題中の)レポートにしろ試験にしろ書いてほしいです.広辞苑をみると円筒には円柱という意味と筒という意味の両方があります.
私はみなさんにこんな勉強をしろと指示した覚えはひとつもありません.大体,過去問と似ているのは私の引出しの少なさが問題ですな.というよりも,その話題は講義でやったことそのままだぞ.講義でやってないことは試験には(ほとんど)出しておらん.
それから,円筒問題は問題でしたね.試験中にも質問があったので,それには答えたと思うんだけど.試験中には質問も受け付けていたので,そこで不明ならば聞かなきゃ.後からウダウダ言っても世の中では通らんですよ.- 何か電磁気楽しいです.ファインマン物理学よんでもおもしろかったし.先生の授業も楽しかったです.熱心にやってくれていたし.でも時々わけのわからんところもあったけど(笑).ネットの生徒のアンケートに対する応答がおもしろかったです.
電磁気を楽しいと思えるとは,幸せなことです.私の役目の半分くらいは終了です.
それから,正直な話,ときどき自分でも何を言っているのかわからんことがありましたね.興奮して,アドリブ(って,セリフあったのかよっ)飛ばしているときに,そういうことがありました.修復するのに大変だったことも...- Q4,Q5のような問題は非常に難しく.色々なことを考えてしまいます.これはやはりテストにするよりはレポートにする方が適していると思います.
それは少し賛成します.じっくり考える問題は試験には適していません.ただ,1,2,3とのバランスをとれると思って,出してみました.どうでしょうか.
- 毎回朝時間通りに始まり,だいたい時間通りに終わるのがとても良かったです.ただ,絵がわかりづらいことがおおかったので,もう少し詳しく説明してほしかったです.講義の中では分りやすい言葉をつかいながらだったので,聞きやすかったです.半年間ありがとうございました.
「時間どおり」って,これ褒められているのか?絵は修行の必要がありますね.何か進展している気もしないし,自分でも理解できない絵が多かった.絵画教室でも通うか...
- わかりやすかったです.
ありがとう.
- 1限は朝がつらかった.
私も...でも,最近年とったので,それほど苦痛ではない..かも.
- 講義に関してはもう少し学生に理解しやすい,学生の好奇心に訴えかけるような授業を展開してほしかった.いろいろと世話をしてくれるのは予備校までとWebページ上には書いてあったが,予備校の講師は(給料が学生のアンケートで決まるので?)授業をするのがとてもうまく,俺が日本の教育を変えるのだとハンパじゃない努力をしている.そのように先生もこれからの授業に臨んで欲しいと思います.テストについては日常生活に応用した良問だったと思います.
「学生に理解しやすい」工夫は必要だと思います.でもね,「訴えかける」というのは,やはり賛成しかねます.「好奇心」の茅は自分で大事に育てて下さい.こっちが「はーい,これ面白いところですよ」って言う先生がいたら,絶対に怪しいと思って下さい.
それから,私がどうして「ハンパな努力」しかしていないことがバレッちゃったんでしょうね.
「良問」...大学入試の問題じゃないんだから,そういう言い方は失礼です.ひねくれていないで,少し真面目にコメントしたいと思います.私も大学の時に陥った失敗なのですが,大学の教官が「面白い話題」「興味ある話題」を提供してくれると思って待ち構えているのは間違いです.訴えかけないと反応しない「心」しか持っていないのはそもそも問題だし,健全な好奇心はほっといてもムクムク湧いてくるものです(私の講義でもアチコチ「謎」はバラまいたつもりなんだけどなー). 私は学部一年生の一年くらい悶々としていましたが,ある時にその間違いに気づいた訳です.きっかけは友人との議論でした.好奇心を芽生えさせてくれないけど,芽生えた好奇心を大きく育てるのに大学はとても向いているのだと思います.それなりのスタッフが沢山いるし,施設も高校とは比較になりません.是非,みなさんには,充実した大学生活をおくって欲しいものです.
予備校のことは私は良く知らないので,本当は何も書いてはいけないです.だけどちょっとだけ...日本の教育をかえるかどうかに関しては,確かに現実的に影響力はあると思います.ただ,それはよい方向なのかは懐疑的です.予備校の先生の問題ではなくて,予備校という性格による問題があると思います.予備校の先生の裁量を上から大学入試でおさえられている以上,どうすることもできない問題があるでしょう.例えば,今年の東大入試の物理2番をどう受け止めるでしょうか?予備校の評価はほぼ一律に簡単な問題と評されました.簡単でしょうね,受験テク的には.予備校としては教えられることは「簡単」にしか教えられないわけです.でも,簡単だと教えられたらそれ以上あの現象について考えることをやめるでしょう.でも本当にそんな簡単な現象でしょうか.例えば,電流はブラシと釘の間を直線的に流れるでしょうか?思考を止めさせることは罪なのではないでしょうか.
- 2Cの自己インダクタンスの問題,面白いです.日頃,ケーブルの被ふくをむきむきしているのに,気づきませんでした.時間があれば解きたかった.1に時間をかけすぎた.残念.
ピンポイントで受けたんでしょうか.
- 問5の題材が身近で面白かった.
結構沢山この手のコメントを頂きます.いつの間にか,物理が理科で無くなったと言うことの現れでしょうか?
- 講義が終わった後,ノートを見直してもノートには数式ばかりでわからないことが多かった.また,試験は勉強不足気味の僕にとってはとても難しく感じられましたが,他の人にとってはまあほどほどの難しさなのでしょう.
数式ですか.数式は見直すとわかるものだと思います.わからないときは誰かに聞いて欲しいです.
- 毎回授業のたびにHPに長々とupしているのが所々おもしろくて,スゴイと思っていました.わるかったのは一限目という時間帯.全部でるのとか不可能です.
「長々」と...「不可能」ではありません.私が来ています.
- 良かった点:講義中にただ板書で説明説明するだけでなく,実験器具をつかったりして説明して下さったのがわかりやすかった事も多かったです.あと他の講義では配られないレポートの模範解答があったのは復習も出来るし,良かったと思います. 悪かった点:教科書をきちんと指定してそれと照らし合わせて講義が進んでいく方が私としては授業が受けやすかった気がします.
教科書をきちんと指定するのは大事なことですね.もう少し考えてみたいところです.教科書を指定するということは,それにしたがって講義をするってことです.そうすると,講義の価値とはどこなんでしょうか.まあ,私がわかっていないだけなんでしょうね.
- 実験が楽しかった.テストは難しかった.
実験もウケるポイントだということがわかりました.でも,本当は自分でやった方が楽しいよな.
- 難しかった.2は初め,内部電流を円筒内の一様に解いてしまい.あとで気づいて慌てました.4,5番はおもしろい問題でしたが,難しかったです.こういう問題が完璧に答えられたら嬉しかっただろうなーと思います.今学期,どうもありがとうございました.実験とかたのしかったです.
試験の後でも考えていたくなるでしょうか.
- 電磁気の範囲はあまり好きではなかったのですが,(というか今もかな)きれいな学問ではあると思えました.前提となる所が理解に苦しみますが(電場の存在など)一つ一つの話がきちんと証明しえちき,4つのきれいな式に統合された時は自分で考えた訳でもないのに達成感が味わえました.試験に関しては,3ー5の選択式や4(a)の授業でやった実験がよかったと思いました.ただ,5の問題はどれも自信がなかったので,2こ解答を書いてしまいましたが..半年間ありがとうございました.
中学校の時に「ちから」が出てきたときにすぐに「理解」できたでしょうか?その状況と非常に近いと思います.「場」なるものが合点いくように感じられるようになれば講義としてはよいと思います.しかし,それは難しいことです.
- 講義では,たまに板書の字が見にくく,式変形とかもわかりにくいところがあったが,じっくり家に帰って見直して考えるとほとんどわかるものがほとんどで,適度な感じでした.講義で配られるプリントは大変わかりやすく,また少し発展したことについても触れられてて良かったです.たまに演示実験とかするのも,楽しくて良かったです.ありがとうございました.
うんうん.配ったプリントは読まれないものだと思っていたけど,そうでもないこともあるもんです.
- 先生の,出席を採らずに出席率を維持しようというあつい思いが伝わった.本当に物理が好きなんだとおもった.そういうところがかっこいいと思った.一方で,僕自身は文転を考えていたのでやる気がおきず,朝も苦手なため2回くらいしか出席しなかった.将来先生みたいに,自分が好きであつくなれることを仕事にもてたらいいなと思った(学問に限らず).
2回の出席とは,あつい思いは伝わったことになっているのか? 物理が好きなのは,「13歳からのハローワーク」によれば必須事項のようです.とにかく,光栄なコメントありがとう.私が学生のころにも,たくさん「かっこいい」先生がいました.なんとなく惹かれたものです.少しは恩返しができているということでしょうか.
- ∇や外積などの抽象論をイメージしやすいように解説してくれてとてもよかったです.プリントもすごくイメージしやすかったです.
これがマジョリティであればうれしいです.毎年,分りにくいと言われているところなので...
- webで先生の本音というか考えていたことがわかるようになっていたのは良かったと思います.受身の授業で,なにを考えているかわからない教官がわけのわからない講義をするのとはちがい,毎回の考えがわかることで,やりやすい授業でした.
うーむ.それは講義の最中でなくて,webを見ないとわからんのかー.
- 講義でしばしば先生が実験道具を持ってきて実演して下さったが,先生一人が楽しんでいて少しずるいと思った.4(a)の時のように自分立ちにもさわらせていただけた方が実感できて良いです.少なくとも先生だけで実演する時は,一言前に来て見ても良いと言って頂けるとありがたいです.先生の卓上でのみ行われていたものについては全く見えなくて残念でした.最後になりましたが,冬の朝寒い時に講義をしていただいてありがとうございました.ところでテストですが,予想と全く違う物が出て驚いています.
確かにそうですね.私が一番楽しんでいたかも知れません.ちゃんと10分前には終わっているので,後で遊びに来てくれればよかったのに.テストはどんな予想だったのでしょうか.
- 講義中あまりよくわからなかったが,ノートを昨日読み返してみると中々面白いところが結構あっておどろいた.
昨日かよっ!
- とけそうでとけない.理解していたと思ったのですが...
とける?とけない?それが大事なところです.
- 講義では実際に実験などをやってくれ目でも勉強できた(4のaは選択しなかったが(笑).特にアルミのつつに磁石を落とすと落下測度が遅くなるというのは理論では分っていても,実際に目にすると日常では決して起きないことなので驚いた.試験は選択式というのは最初は解けないものがあってもいいのかと安心したが,解き終わってから考えると全部解き終わったのに解けない問題がありなぜかくやしい.それから少し簡単すぎる気した.予想としてはビオ・サバールのようなB..みたいなのが一問くらい出ると思い積分公式まで覚えたのに,授業で言われたように計算しまくる問題でなく考える問題だった.ただ2の(d)が難しくて本質を理解していなくては解けないと思った.
「少し簡単すぎる」という意見があって,少し安心しました.入試ではないので,セレクションの意味はなく,資格試験のような問題を作ろうとすると現状ではこの程度かと思います.そのために問題は簡単と言われてもしかたのないレベルです.むしろ,誰からもそう言われないと大きな不安を感じてしまいます.しかも,これを「良問」などど,予備校のような判定をしてしまう学生が少なくないことには何と言えばいいでしょうかね...まあ,私に気を使ってくれているということかもしれません.
- 物理Bを履修していたと思っていましたが,直前に履修届控えをみてAだとわかった時にはあせりました.元々,物理は得意ではなく今回の試験は難しく感じました.しかし,3,4,5番のような問題は自分で物理学を用いて物事を考察するので,理解できたらおもしろそうだと思いました.
ちょっと不幸な事故でした.
- 特にないです.
特にでなければ...
- 式の変形についていききれなかったけれど,色々イメージは湧いて楽しかったです.試験の答えをHPにのせてほしい.
試験の答え欲しいですよね...
- 講義の区切りにレポート問題が出たため,そこまでの知識を整理することができたのは良かった.授業の終わりに少し波動方程式の話に入ったが,マクスウェル方程式から電磁波の存在が予言されるところまで行かず,途中で終わってしまったのは残念だった.
前にも話したかも知れませんが,こういうきちんとした意見をもらうのが,ファカルティーデベロップメント?に一番効きますね.授業評価アンケートの「講義の難易度」の答えが「ちょうどよい」は本当にちょうどよいのかという問題をふと思い出しました.我々大学教官のうけとめ方としては,「ちょうどよい」は全然よくないのだと思います.「少し難しかった」と言われるくらいが目標としたいところです.その意味で,こうした意見は,少しずつ盛りこむ勇気を与えてくれます.
今回のシリーズでは最後のところは一杯一杯だったので,電磁波の話しを突っ込む余裕はありませんでしたね.- 講義は内容が難しく,すぐには理解できず,あとでノートを見返してもなかなか理解できなかったので,もう少し難易度を下げてほしいと思った.しかし,試験問題は日常の現象と電磁気学とを関連づける問題もあり,非常に良いと思った.あと,高校で習ったガウスの法則,アンペールの法則などがきちんと証明できることに感激した.(以下,ガウスの法則の証明).
この後にガウスの法則の証明が本当に書いてある.気持ちよくなってもらった感じが良く伝わりました.
- 講義は数回しかでなかったのでコメントしようがないです.試験に関してですが,問題を見たかぎりではいろんな分野から興味深い実生活にそくした問なども折り混ぜられた良問であると感じました.しかし,自分の勉強不足のせいでその良問もまったく意味をなしませんでした.出直します.
ほんまに「良問」が多いですね.みなさんは受験戦争を抜けて来たばかりで,若いということでしょうか.ところで,日常生活に関した問題を出したことに好意的なコメントが幾つかありました.どこかで言いたいのですが,これは決して雑学王を目指しているわけではないことに注意して下さい.あくまでも,自然科学をしっかり学んだ上で,日常を見直してみたいというのが趣旨です.
- 出ればよかった.
ほんまにそうですよ.
- 良い問題だと思います.
ううう.
- もう少し勉強しようと思いました.
これって,絶対やらないパターンです.
- 良かった点?,悪かった点一限.
また次も一限です.
- 試験は繁雑な計算をさせるものではなく,記述が中心だったので取りくみ易かったです.
予告どおりでした.
- 「ウニョウニョした平面」など面白い表現がイメージに結びつきよかった.たびたび授業に遅れてしまい.
ここで時間切れ!? イメージが湧かないとさんざん指摘された結果があれですわ.
- 講義が終わるたびにその日のまとめや生徒から受けた質問等を教官が自身のHPに載せるということは生徒側がそれを復習の際に利用でき,また教官の熱意を感じとれるという点で非常に良いものである.物質科学基礎の講義というものは夏学期の力学や数学にもあてはまる事だが,j講義の時間中ほとんど数式の変形をノートに書き写す事に使ってしまう場合がよくある授業である.今回の電磁気学もそういう状況になってしまう事があったが,講義の後にHPをみながら本質的な部分を理解しようとする作業ができるのがよかった.(ただし独学ではあまり理解できないことも多かったが).
熱意は講義の時に感じて欲しいところです.しかし,HPが復習に利用されているとは,こちらの意図に合致していてうれしいところです.
- 授業に毎回出ておいてよかった...(問4,5で).あと,マクスウェル方程式がんばって覚えた意味がなかった...
そうですね.意味がなかったことはないでしょう.
- 講義ではベクトル解析をがしがし用いて定理の証明をしていたので,もっと難解なテストだと思っていました.講義とテストの内容がつり合うようにした方がいいのではないでしょうか.
うーん.そうですね.上にも書きましたが,難解なテストは期末試験の性格に合わないのでは...でも,学生に緊張感を与えないのだとすれば,それはいけないです.
- 良かった点は高校の時,今イチ理解に苦しんだ電場について,ガウスの法則により明解に理解することができた.困った点はベクトル解析を理解していないと,板書の数式の理解が大変であった.だが,理解出来ると楽しかった.
板書が大変ですか.やはりノートを配った方がいいのでしょうか.
- 講義は朝一限にあるという点のみがよろしくなかったです.後は良かったと.テストもあまりムズかしすぎないのでよかった.
朝の一限はやる方に強い動機があって,こちらはいいんですけどね.
- 数式ばっかりでよくわかりませんでした.
あちゃー.
- 数学的な部分がついていけないことが多かった.また,高校の時は磁場を習う時に,磁荷を導入したが,∇・B=0から磁荷は存在しないと示されたことに興味を持った.
そうですね.それはまた困惑の元でもありますよね.どうしますか,コンパスの原理.
- レポート問題やプリントの解説などがよかったです.よそのクラスの人が「わかりやすい」といって,先生のプリントを持っていたのは少し驚きました.
それは私も驚きです.もう少しプリントもわかりやすく改良をしないといかんと思っています.
- 講義:なんか式ばっかで結局何をやっているのかよくわからなくなりました.試験:日常生活のなにげない現象の原理を考えることが楽しかったです.
式の向こう側に何が見えるかが大事でしたね.
- 個人的な問題ですが,教科書を買っておけばよかったと思う.
買ってなかったのか...
- 講義は半分くらいしかでてないけど,説明がていねいで分りやすかったと思う.が,いざ試験前になってみるとわかっていたつもりになっただけで,マクスウェル方程式あんまり理解できてません.ガウスの定理勉強したんですけど,今いちつかめませんでした.他も然り.単純に僕の努力不足です.でも教科書指定があるとやりやすかったかも.いくら板書がきれいでシケプリもできても,忘れたとこは修復不可能って感じだったので.HPはけっこう見てました.おもしろかったです.
教科書の指定か...
- じかんが..
ううう.
- たくさん数式を書く授業は嫌いではないし,先生の方針はわかるんですが,もう少し練習問題を出してもらえないと,何をどう使うかがわからないです.試験に何を勉強していいかわからないですし.
少しわかります.
- 講義はほぼ毎回出席していたのですが,電磁気という分野は話を聞いても難しいとつくづく感じました.先生の説明は僕には結構あってたし,熱意も感じられたので,聞いてても全然眠たくならなかったのですが,なんとなく分った気になってたという部分が,多かったのか,復習の時にはなんかよくわからない,ただの式の羅列に見えてしまうこともありまいた.でも,全体的にはとても満足できる講義だったと思います.ただ,もう少し問題演習をして欲しかったのと,過去問をもっと提示して欲しかったです.理論的なことだけ詰め込んでもやっぱり実戦の場でしかみえてこない事もありますし,必修なので単位をおとすわけにもいかないため,出来るだけ対策を建てられる場が欲しかったです.
大変慎重な物言いですね.まとめると,演習問題を提供して欲しいということですね.いやー,一度たんまり演習書を作ればいいんでしょうけどね.
- HPがよかった.
おおきに.
- 講義はわかりやすく,理解していたつもりですが...
いざ,問題を解いてみるとなかなか解けません.補間してみました.
- テスト前になって初めてHPをみたのですが,それまでのことを後悔しました.あれ程色々考えてくれていたんですね.授業で隅に眠っていたことを反省.試験は計算の方が楽ですけど,聞きたいのは...
ここで時間切れ.後悔先に立たずだが,眠っている子を起こせなかったのは私の責任.寝てる暇を与えないくらい,ドッカーン,ドッカーンと笑いのルツボにすればよかったか...三谷幸喜氏の目安は7秒に一度の笑いだそうだが...
- もっと具体的な例を挙げつつ(実験等も含めて)説明してほしかったです.あと出席100人を目標に掲げるのはやめた方がいいと思います.(たぶん,先生の質,時限に関わりなく).
「やめた方がいい」?... 人の目標にケチをつけるその意図が全く理解できません.
- 授業はわかりやすかったです.
今回の最後のコメントはこれでした.ありがとうございました.
ほとんど意地でたどり着いたような感じです. ヤクルトの古田は最近はじめたブログのトラバが1000を越えるらしいが,それを全部読んでいるそうだ.それに比べたら一桁小さくて,朝飯前の仕事である(ウソです.夕飯くっても終わりません...).