電磁気B金曜2007おさらい12
電磁気B金曜第12回おさらい
今日のおしながき
- 静磁場の世界
- 静磁場の方程式
- アンペールの法則
- 例
今日のまとめと反省
前回,ビオ・サバールの法則から,磁場の発散がゼロになることを見た.今回は回転を考えてみる.それには少々込み入った計算が必要であるが,えーんとがんばってみる.テクニカルは式変形なのだが,随所に今まで使った定理や立体角の計算が出てきて,理解するとそれはそれでおもしろいとおもう.でも,まあ計算が大事ではなくて,ビオ・サバールの法則から,仮定なしに回転が求まるところが大事である.これが,電場のときに便利だったガウスの法則にある意味で対応する.
実際に,そこからアンペールの法則を導いておく.回転(rot)とかはやはり意味がわかりにくく,積分形にしたときに理解できる.ガウスの法則が積分形の法則から微分形を求めたのに対して,ここでは微分形を先に計算して,積分形を求めているところは面白い.とにかく,意味がわかりやすいアンペールの法則を導いたので,例題で確認しておく.まず,先週の直線電流のつくる磁場を求めておく.ビオ・**から積分で求めても,ノート一枚で求まるが,アンペールの法則では一行で求まる.もちろん,前処理というか事前の考察は必要である.
次に,ソレノイドコイルの磁場を求めておく.どこに磁場が存在するかは,アンペールの法則を使って,かつビオ・サバールの法則からの知見を援用して,導き出す.論理的に穴の無いように議論できるところは楽しんでほしいところである.最後に,アンペールの法則だけではビオ・サバールに求まらないことを確認しておく.
今日の宿題
- 本当はもう一回レポート出したかったんだけど,時間的な余裕がない.レポートに出すよ低だったのは,2.1-2,2.1-7あたりです.下に解答例を置いておきますので,きちんと復習をしておいて欲しいです.
配布するファイル
- 今日はなし.
- 来週配る予定のプリント(練習問題の解答例):Answer-EM-v5.pdf(126)
今日の質問
ソレノイドコイルの磁場を求めるときに,横成分がないことの理由は?
まっとうな疑問です.講義ではこうなると言い切ったにもかかわらず丁寧に説明しなかったところ.これこれこういうことですって,図を書いて説明した.練習問題の解答例にはもうちょっと詳しく書いておきました.
今日の投票用紙の裏より
テストかんたんにしてください.たしかに.おなじく.全く.お願いします.
力学の試験のように「力の分解」できない1全滅するような問題構成にはしないで下さい!
そうですね.でも業界用語でいうところのひきずりは考慮しているので,むちゃくちゃな点にはなっていないと思います.それから,よく見ると,途中の問題にこたえ
今日の雑談
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最終更新時間:2008年01月30日 21時07分59秒