電磁気B木曜2007おさらい2
第2回おさらい
今日のおしながき
- 0 序論
- 0.1 LC回路と力学の類似性
- 1静電場の世界
- 1.1電荷の存在
- 1.2電磁気の単位と次元
- 1.3クーロンの法則
- 1.4電場
今日のまとめと反省
前回の続きで,LC回路から磁場と電場のエネルギーを予想してみる.道具はあくまでの力学の力学的エネルギーからである.その予想はあたりである.当面の目標は,その表式を正しく電磁気の言葉で理解することである.現時点ではおまじないのようなことが一杯でてきたが,それがこれからの講義で順々にときほぐされていくはずである.こんな展開は個人的には好きなんだが,まず呪文を唱えられるのは聞いている方としてはつらかったかもしれない.イメージとしてはコロンボタイプのつもりで,アガサクリスティーのように最後に飛び道具で落とすということはしないのである.
さて,今回から順序だてて電磁気の講義を進めていく.まずは電荷の存在である.電荷には正と負の二種類あると,中学校の授業のような感じだったけど,どうだったかな.そうは言っても歯切れが悪かったりするのだから,講義は難しい.二種類あるのは2つの電荷を持ってきたときに,引力と斥力があるからである.でも,手元に一つの電荷がある.これは正なのか負なのか,どっち?ちょっと難しい.クーロンの法則を説明して,電場を定義するところで終わる.場に関する説明を途中でいれたので,電場は導入しておしまいになった.正しくイメージできるように次回は例題をあげて説明する.
今日の小道具
- デンジロウ式のコンデンサーを見せる.見せるほどのことは無かったかもしれない.これでもしっかりと電荷は貯る.下敷でこする程度でも,しっかりパッチっ手がいたくなるほどになる.
- 小学校で,電磁石は作ったことはあっても,コンデンサーを作ったことはないだろう.少なくとも自分はそうだった.中学校の技術家庭の先生が,「おまえら光子作れるか?」と唐突に聞かれて,答えられなかったことをふと思い出した.「君達,電荷作れる?」と聞いてみた.一番前の学生がおもむろに下敷を出したのを見たときに,ちょっとだけ気持ちよくなったのであった.
今日の宿題
- 配ったプリントの最初の方を調べてみよ.
配布するファイル
- 練習問題: Problems-EM-1st.pdf(118)
今日の質問
ベクトルの記号の書き方
夏学期の加藤先生とは,ベクトルの記号の書き方が違うらしい.私は太文字で書くことにします.
コンデンサー
って,電荷が貯ったら,クーロン力で引き合って,くっついちゃうのでは...そうです.でも,コンデンサーの電極の間には電気の流れないものをはさんでおきます.上のコンデンサーではプラスチックのコップがそれに相当しています.
今日の投票用紙の裏より
参考書「科学者と...」を予約したのですが,電磁気はIIでなくてIIIでした.
すみません.
今日の雑談
- 今日の投票数は, 71でした.ぱっとみた感じだと,あまり減っていない感じがしたが,しっかり1割以上減っている.もうここで止まってほしいところである.2限だしね.
- 今日のアンケート
物理は好きか?
- ざっくりと結果を集計すると,
大キライ | キライ | ふつう | 好き | 大好き! |
---|---|---|---|---|
15 | 3 | 15 | 0 | 4 |
思いっきり「大キライ」の方向へ紙からはみでそうな人もいました.困りました.そんなに嫌わなくても...
今回のWEB投票
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最終更新時間:2007年10月25日 09時56分27秒