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統計熱力学おさらい1

第一回おさらい

今日のおしながき

  • 自己紹介
    • 居室,e-mail, URL
    • 成績評価
    • 参考書
    • 講義のあらすじ
  1. 統計力学概論
    1. 巨視系の物理
      1. 自然の中の階層構造
      2. 物理の体系
      3. 物質の物理
    2. 熱力学と統計力学

今日のまとめと反省

毎回のシリーズの講義で実は密かに気合いが入っているのが,第一回目.おそらくどの先生もそうだとは思う.今日は自己紹介を簡単にして,成績評価と参考書の説明をして,講義に突入する.まず,この講義で何をやろうとしているのかを,概論的に話した.少し聞けば,熱力学は多くの人が履修したが,量子力学はそうではないらしい.そうですね.2年の冬学期ころから履修するのが多いでしょう.というわけで,この講義では量子力学の知識は前提にはしません.私の学生時代の話しも交えながら,ミクロへ突き進むのではなくて,マクロな世界を見ることの面白さを紹介する.うーん,面白がってもらったかな.それは二回目の出席人数に現れるでしょうね.

今日の質問

どうして黒板の番号は4までなの?

私は4枚の左右分離型上下可動式黒板に番号を振ながら,書いて行きます.これは駒場に来てから,開発したか,学生に教えてもらった(とっておきの)自慢の方法で,毎年学生からの受けもそこそこよいのだった. ところが...確かにどうして4までなんだろうか.5,6,7といってもよいのに,どうして4の次は再び1に戻るのか?という指摘を初めて受けた.うううう.確かに.あっ,でも居眠りして,5までノートとっていたのに,起きたら13だったらショックでしょう.それを避けるためですよ.次回からはどうしようかな...

今日の雑談

  • 今日の投票数は, 46でした.最初なので,福島の顔を見に来た目的もあるでしょう.昨年度とほぼ同数.今年は昨年の反省を元に少し正確に聴衆分布を調べてみようと思い,出席表に分科名を書いてもらった.人数分布は,以下のとおり.
分科名分子物性数理科史科哲生体天体物理その他
人数149628142
  • 確かに定員割れしなかった分子科学の人数が多い.今週の水曜日にあった基礎科の内定祝いの席で化学の下井先生(だったと思う)が担当する講義内容をされるときに,「ちゃんとした統計力学は今学期にやることにして...」とおっしゃり,鄰にいた氷上先生に「ちゃんとしてるんだって?!」と突っ込みを入れられたのが私の「統計熱力学」です.マジョリティーが分子科学だということの念頭において,話すことにしようと思います.
  • しかし,果してそんな引出しを自分が持っているのかとふと不安になる.幾つかの抑えるべきポイントは設定してあるので,後は興味を引くような話題をどう選択するかという問題だろうと思っている.学生の興味を引くってのが難しいんだな.自分は精神年齢的には学位をとった28位で止まっているつもりだけど,実際にみなさんとはダブルスコアくらいちがっているわけで, うーむ,いやでもジェネレーションギャップは感じてしまう.
  • さて,今学期の私の講義スケジュールは金曜日の2限3限ダブルヘッダーです.話すことではそうそう疲れることもなかろうとこのスケジュールを組んでみたが,初回にして現実を知ることになった.まずは2限でたっぷり90分話すと,終了が12:10で,お昼のサンドイッチを食べると12:30,コーヒーを一杯飲んで,ちょっと気を抜くとあっという間に13:00でした.気合いを充電する時間がないなー.おそらく,気を抜かなければ大丈夫なんでしょう.

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最終更新時間:2005年10月09日 21時10分42秒