力学B2007おさらい1
第1回力学Bおさらい
今日のおしながき
- 0 序論
- 科学とか,物理とか,力学とか
- 1 運動の記述
- 1-1 位置ベクトル
今日のまとめと反省
まずは自己紹介をして,評価の話,講義のルール,参考図書を話ました.出席点がないことと出席表を配ることの意味は理解してもらったでしょうかね.今年は「先生と呼ばない論」とか「最初の10分論」とかを話しました.いいのかなーこんな感じでと思っているうちに,最初の30分が経過しました.
次に序論的な話です.あまり突っ込んで話をすると退屈するような話かもしれないので,おおざっぱにどうして物理なのか,物理の中での力学の位置づけを話しました.ここでもやはり30分強.
最後に,少し力学の本題に入りました.まず力学でやりたいことは,力と運動の関係です.与えられた力のもとでの物体の運動を定量的に予言すること,逆に運動の様子を見ることで物体の働いている力を理解する事です.ここで今シリーズ最初の小道具を登場させる.反重力発生装置です(嘘です).それを見ながら,やりたいこととできることの切り分けの話をした.最後の運動の記述をするための準備として,位置ベクトルの導入をしておしまい.次回はこの続き.
今日の宿題
- 今日の例題の運動を絵に描いてみよ.
今日の小道具
- 今年の東大入試の物理の二番の実物.問題は電磁気なので,詳細は冬学期に説明されることになろうが,ここでは力学の問題として,物体の運動だけに注目したときに,何がターゲットになるのかを示したかったために見せた.
- テニスボールとピンポン球.それにアルミの筒とネオジの磁石(左の丸い塊)は加藤(雄)先生にお借りしました.
配布するファイル
特に無し.
今日の質問
左辺はなんてかいてあるの?
講義ではベクトルを太字で書くことにします.左辺はrの太文字のつもりでした.こういう基本的な質問は大歓迎です.お互いに質問があることで,話すリズム,聞くリズムが出来るものです.最初にこの質問が出てきたのはよかったです.よくある話は,最初に聞きそびれると,なんだか毎回登場する謎の文字がわからないままに,2・3回講義がすすむと,「もういまさら聞けない」状態に陥る事です.そうならないように...
今日の投票用紙の裏より
毎回「裏」に書かれたコメントにはここで反応したいと思います.
楽しそうです.
当り前です.表面的ではなくて,できるだけ深いところで楽しめるようにがんばっていきたいところです.
今日の雑談
- 今日の投票数は, 95でした.というわけで最終回の目標はやはり80人ですね.不覚にも投票用紙用の紙をもってくるのを忘れて,最前列の学生さんに頂きました.ありがとう.
- 今日のアンケート
物理は好きか?
- 答えは右列と左列で解答方法が異なっていたのでうまく比較出来ませんでした.左は「正」の字を書いてくれて,右はみなさんが名前を好きな「好き度」のところに書いてくれました.それはそれで見ていて楽しいものです.総じて 一様分布です.特に「嫌い」な学生が多いわけでなく,「好き」な学生も結構いました.あまりアウェーでないことを認識.
- 毎回,最初の講義は緊張します.実は今日は10分前に教室に入って,後ろの方で皆さんの様子を眺めていました.この5号館は昨年改修されて,自分は今日が5号館デビューということもあるし,まずはこの空気になじもうとしていました.眺めていると,さすが一年生と思ったのは,教室は前から埋まっていくのです.もちろん,これは私の影響ではなくて,みなさんのやる気がみなぎっていたわけです.二回目からもそうなるように期待しています(<-今度はわしの影響もあるぞな).
- 毎年なんらかの形で見ていた「逆査定」は今年は売り切れで見れなかった.でも,学生さんはもっているだろうと思って,問いかけてみたら,やっぱり多くの人が持っていた.早速見せてもらう.「仏」か.何というか,中途半端な評価で不満ですね.コメントにはいろいろ書かれていたので全てに軽く反応しておいた.その中の一つに「いろいろおもちゃを持ってきてくれるのがよい」とあったのは,今日もいまから見せようと思っているところを先に読まれたようでちょっと恥ずかしかった.が,これも当然にネタに使ってしまうわけである.ちなみに,東大公式な「授業評価アンケート」の結果はここ.
- 半年間どうぞよろしく.
[このページのアクセス数:139]
[ページのアクセス数: 0224419]
最終更新時間:2007年04月15日 16時17分09秒