オープンラボ
今日は駒場の理系研究室のオープンラボでした。実験の研究室ではないので、かっこよい見せ物がなかなかないので、毎年、研究室の研究成果+その背景をポスターを使って発表している。といっても、ただおしゃべりしているだけなんだけど、それはそれで楽しい企画ではある。しかし、今年はちょっと忙しくて、お休みしようかと思っていた。ところが、院生のみなさんがやる気を見せたので、
そうだ、院生のみなさんが話そう!
ということで今年も継続。進学振り分け前の学生さんたちに統合自然科学科の宣伝をすることも兼ねているので、おじさんがおしゃべりするよりも、若い院生が研究室紹介してくれる方がいいこともあろう。要求要件は「1・2年生のころの自分に向かって、今の自分がやっていることを話して欲しい」である。
ポスターを作るのはやや面倒だとも思ったのだけど、研究室にある超短焦点型のプロジェクターhttp://www.ricoh.co.jp/projector/product/で廊下の壁に直接映せば、印刷の必要もなく、ポスターである必要もなくスライドでもよく、場合によっては動画も見せられる。これは素晴らしいと思い、後は時間の割り当て表を作って、院生に丸投げ!
壁ではやはり写りが悪かったので、急遽、可動式のホワイトボードとイスを適当に並べて、急造セミナー室が研究室の前の廊下に出来上がった。廊下で少し騒がしくしてしまったけど、今日だけは許してもらうことにした。私の割り当て時間もあったのだが、院生に譲って、部屋から観察モードに入る。みんなのトークを聞いていると、それぞれの個性がよく出ていて、普段の研究室のセミナーとはちがう側面を見ることができたのは興味深かった。
幾つか反省点などを以下にまとめる。
- 時間割をキチンと区切れなかったのは反省点。来年はちゃんとプログラムを作って、講演時間制にする。
- 廊下にイスを並べるのはいいかもしれない。オープンラボの日だけは許してもらおう。
- ホワイトボードではなくて、可動式のスクリーンはあった方がよい。
超短焦点型である必要性は実は全くないことがここまでくるとわかる。しかし、もしそれが研究室になかったら、今回のような企画にはならなかった。その意味ではそのプロジェクターの存在意義は大きかった。来年はまたこの企画を少し洗練させて行うことになるだろう。とにかく、今年のオープンラボを楽しくできたのは、遊びに来てくれた学生さんたちと,なによりうちの大学院生のおかげである。
2014.6.14 追記:オープンラボのアンケートで「印象に残った研究室」トップ3に選ばれました。
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最終更新時間:2014年06月14日 10時13分08秒