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2014年の一言

2014-11-13

久々のコーナー

ちょっと思い立って、この本を手にとってみました。私にとっての結城さんはプログラミング言語の解説や雑誌の連載記事のイメージが多いのですが、最近はやはりあの「数学ガール」が有名です。私はまだちゃんと読んでいない…。その前に、この本を読んでみました。続編がもうすぐでることも動機になっています。

さて、これまでに論文を書いたり、教材を作ったりしてきましたが、その際に注意すべき点がこの本にはコンパクトにまとめられている。陰に陽に教えてもらてきたことが多い一方で、学ぶ点も沢山ありました。これは学生さんがレポートを書くときにも注意すべき点です。ぜひ、学生のみなさんも読んでみるとよいと強く思いました。実際に、自分でレポートを書くようになってみないと、ピンと来ないことが多いので、大学生くらい以降が適しているのではないでしょうか。

また、この本は「文章作成」なので「書く」ときの注意点なのですが、「話す」ときにも共通の注意点もあると気づきます。普段、講義をしているとき、というか、講義内容の構成は文書作成と基本的に同じですね。それに、話術の技術が必要となります。なかなかスキルがあがらないのですけどね。

2014-10-30

よく倍働けは職場は良くなる…なんて言われたことがありました。今学期、

講義2+ゼミ1+全学ゼミ2と1/3+卒研1+修論3

働いていると言っていいでしょうか。まあ、会議で追われている先生に比べたら楽しい仕事ばかりです。

2014-10-4

冬学期始まる

昨日、統合自然科学科の内定ガイダンスがあり、冬学期が始まります。今学期は若干多めか。。。年々増えているようにも思える。来年からは駒場は激変して、4ターム制に移行するので、この体制も今年が最後ということになろう。全学ゼミも来年はなくなるだろう。その代わりに、初年次ゼミなどが始まる。本当に何が起こるかわからない。変えるところと変えないところ、変われるところと変わらないところ、いろいろある。いきの良い学生がやってくるところは変わらないところであり、それに応えるのは我々の変わらない使命である。

2014-9-1

熱力学試験終了

大きな問題なく期末試験終了。全体としては、ちょっとむずかし目な試験だったかと思います。ちょっといじわるな問題でしたが、解答をみてロジックが通っていれば配点をすることにします。

2014-8-28

大質問大会終了

講義中に告知していた、下記の夏休みの大質問大会が無事に終了する。小雨のなか、どのくらい集まるか心配だったが、出入りがあって総勢11名で、賑やかに過ごす。基本的にみなさんからの質問に答えたわけだけど、質問はやはり勉強してみてモヤモヤしたところばかりで、感心しました。

そっ、そこ気になるところよねー

というわけですわ。質問を共有するだけでも意味はあると思うし、私の能力はさほどではないとしても質問者の意図を適切に探っている様子は分かってもらえたかなとは思う。議論するということはそういうことなんですよね。さらに、赤い本に対する質問もあり、間違いではないものの分かりやすさのために改訂すべき点がわかったことは私にとって有益であった。なにより、みなさんと熱力学の話をどっぷりすることは非常に楽しい。テンションあがるわ。駒場ひろしと言え、こんなことをやっているのは私だけかと思う。とっても楽しい企画です。また、来学期やろう。

そうそう、みなさん、来週の試験頑張ってください!

2014-8-5

熱力学レポート4おつかれ

昨日レポート4締めきりました。解答例をここに貼り付けときます。ReportNR2014-4a.pdf(145)

暑い日が続きますが、充実した夏休みになりますように。

2014-7-18

夏休みの大質問大会

今学期も何とか担当の講義は終了。

さて、ここ数年続けている夏休み企画ですが,今年も同様に行います.毎年変わらないですが,開催趣旨を以下にまとめてみました.時間と興味のある方は是非いらしてください.

  • 日時:2014年8月28日(木) 13:00--15:00 熱力学
  • 場所:駒場キャンパス3号館 3-119
  • 参加者資格:福島担当のクラス
  • 内容
    1. 目的は,講義内容に関する疑問,質問,試験勉強の過程でわいてきた疑問をできるだけ多くの学生と共有しながら,解決することである.
    2. 試験の平等性を確保するために,基本的にこちらから能動的な情報の提供は行わない.この意味で,補習や特別講習の類ではない.これに出たとしても,試験に有利になることはまったくない.出ることで,物理に目覚めて,テストがよくなるということはひょっとしたらあるかもしれない.
    3. 事前に学生は講義内容についての質問事項をまとめておき,事前,または当日に質問する.それに対しての解答や解説は学生がしてもいいし,私がするかもしれない.
    4. 疑問点が絞りこまれておらず,単に「わからん」という疑問には一切答えない.ただし,本当に苦しんでいる場合は解決方法のヒントを与えられるかも知れない.

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2014-5-9

全学ゼミ

今回から「計算物理ゼミ」をはじめました。初めての試みでおたおたしているのですが、大学院生の酒井くんと西川くんに助けてもらって、動き出しています。配属された5名の学生さんたちと楽しくやっています。

2014-4-3

2014年度

始まります!今年の担当科目は上記のとおりです.精一杯頑張ります.

2014-3-21

基礎科学科から統合自然科学科へ

先月になってしまいますが、基礎科学科の卒業研究発表会が無事に終了しました。形式的には基礎科学科の卒業研究発表会は最後になります。それなりに長い歴史がある学科が終わるということと「基礎科学」を冠する学科がなくなることに感慨深いものがあります。駒場に来て以来、この卒研発表会はいつも楽しみにしてきました。比較的淡々と進行するなかで、今年は過去最大の観客動員数だったのではないでしょうか。途中に、期末試験監督で90分抜けましたが、それ以外はしっかりと聞かせてもらいました。朝一番の生命科学から始まって、数理、物質、化学と楽しい発表が続きました。この雰囲気は次の統合自然科学科の卒研発表にも続けていきたいと考える一方で、いろいろな限界も見えてきました。例えば、これだけ広い分野に対応できる発表会の全てを聞こうとするスタッフが少ないことです。忙しい先生方ですから、それは望めないことかもしれませんが、原理的に難しいのだろうと感じています。一方で、今回の発表会のように、先輩やら同輩で教室がいっぱいになるのは、現在の学問体系の境界を境界と感じない若い世代の息吹がそこにあるのだと実感できます。まあ、おっさん世代は物理とか化学とかを専用で学んできたわけですから、いきなり境界領域とか統合とか言われても簡単に出来るわけではないんですよ。本当に、統合させるのは若い世代なんです。その学びの器を準備することだけが我々世代にできることです。来年から、統合自然科学科の卒研発表が始まります。今度は一日では終わらないかもしれないですね。自然科学を堪能できる卒研発表会にしたいものです。精一杯頑張ります。

2014-2-7

電磁気レポート4

電磁気レポート3は返却中です。部屋の前に置いてありますので、持って行ってください。それから、レポート4は受付中です。すでに提出している学生さんもいますので、解答をここに置きます:Report-EM2013-4a.pdf(147). PWはレポート提出時に分かるようにしておきます。もうすでに提出した方はメールをくれれば教えます。

2014-2-6

基礎科学科卒研発表会

今年の…そして最後の基礎科学科卒業研究発表会が下記の要領で行われます。お時間のある方は、前期の学生もぜひ見に行くと楽しいと思いますよ。

2月13日(木)10:00− 16-119/129

2014-1-29

レポート返却と大質問大会

  1. 電磁気レポート3を返却中です。私の部屋の前の封筒の中においてあります。レポート4を出しにきたついでにでも持って帰ってください。
  2. 大質問大会:本日終了。前半二名後半一名でした。まあまったりと与太話をしながら過ごしました。
  3. 数理科学概論レポート返却。ちょっとした最適化問題を出したのですが、みなさん頑張っていました。私が目で解いた解答をつけて返却中です。15号館の事務室まで取りに来てください。

2014-1-27

冬学期

講義終了。今学期も途中でWEBの更新が息切れ…いけません。どちらも最終回まで精一杯講義しました。何年もやっていますが、反省点は尽きません。最近やっと気付いてきたのですが、大学レベルの物理は大学院レベルではないので特段に最新の話題をを教えるわけではないです。それだけに、慎重かつ丁寧に教える必要があります。小学校のときに習った九九の教育の延長線上に大学の物理があるわけですから、例えばちゃんと経路積分できる人材への継承ができないといけないです。「経路積分じゃなくて、もっと社会に役に立つ知識でしょう」と言われるかもしれないけど、それは我々じゃなくてもできそうな気がします。次世代の燃料電池やレアアースなしの磁石設計を考えようとしたときに、次の世代の第一原理計算がちゃんとできる人材がたくさんいないとイカンと思うんです。そのために、まずは学部レベルの電磁気学もそうだし、統計力学も必要です。

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最終更新時間:2014年08月07日 11時30分41秒