このページでは最近参加した研究会での発表状況や参加状況を簡単にレポートする.それらの研究会への参加の多くは科研費や校費による出張であり,(出張報告書とは別に)その成果は公表されるべきものであると考えている.もっとも,以下に書かれていることは全てinformalなものであり,研究上の際どい情報は残念ながら書かれることはない.
参加した研究会・ワークショップ報告
- 2014/8: CCP2014@Boston
- 2013/8: Deep Computation in Statstical Physics@Santa Fe Instutite
- 2013/7: ICSG2013@北大
- 2013/3:日本物理学会@広島大学
- 2012/9: 日本物理学会@横浜国立大学
- レポートは,ここ
- 2012/3: 日本物理学会@関西学院大学
- レポートは,ここ
- 2011/9/21-24:日本物理学会@富山大学
- レポートは,ここ
- 2010/9/23-26: 日本物理学会@大阪府立大学
- レポートは,ここ
- 2010/7/18-22:STATPHYS24@Cairns
- レポートは,こちら
- 2010/3/20: 日本物理学会
- 久しくこのページを書いていなかった.まとめておかないと…
- 久々の学会報告は,ここ
- 2008/12/20: 複雑系生命システム研究センター研究会@柏キャンパス
- 「多体問題の位相空間解析--シミュレーションデータの多変量解析--」
- 2008/12/16: 特定領域研究DEX-SMI成果報告会
- 「有限のレプリカ数での統計力学的性質」
- 2008/12/9: エイレンソウの会@北大
- 数独の統計力学的研究
- 2008/11/19-23: 日仏セミナー@京都
- Extended Scaling Scheme and Its application to spin glasses
- 残念ながら参加できなかったCampbellさんの代わりに話したような講演
- 2008/9/20-23: 日本物理学会 秋の分科会@岩手大学
- 2008/9/14-17: IW-SMI2008
- 2008/6/3-7: the Grand Challenge to Next-Generation Integrated Nanoscience
- Rare Events Monte Carlo Method: A Monte Carlo Algorithm for Sampling Rare Events
- 油断するとこんな発表になってしまうのだと、深く反省.
- 2008/3/21-26: 日本物理学会 春の大会@近畿大会+数学会との合同シンポ
- 2008/3/27: ナノ磁性研究会
- 2008/3/10-11: 「神経回路網の理論展開と最先端応用」@玉川大学
- 「イジングモデル・シミュレーションの高速化技法」
- 思いっきりマニアックな話をする.元は京大での一時間講義だが,そこから修正+加筆してある.特にevent driven MCとクラスターMCを加える.概念的に面白いので,テクニックが何かしら共有できればうれしい.クラスターMCは画像の問題に応用されたりしているし,最近のFukui-TodoのO(N)法への展開もちょっとだけ説明する.Luijtenのアイデアを説明するところまでだったのだが,もうちょっとFTまでいける感覚は紹介できたかな.これで原理的には全結合型でもそれなりに出来る...はず.そうそう交換法と組み合わせてもよいのである.
- 結局,イジングのMCのアップデートをif文を使わなくて実行する方法が一番受けていたのかもしれない.最近はコンパイラーが賢いのでこんなことしても変わらないかもしれない...と言ってしまったけど,やっぱりif文分岐はない方がいいだろう.プログラムもすっきり出来るし...
- とにかく,こうした話題,特に前半の話題は論文には書かれないことであるし,研究室内でもやらない話題なのである.裏福島的な話題だが,大学院生時代にはこれが表だったというか,実際の研究生活ではこんなことに四苦八苦する時間が長いのである.
- 2008/2/12-21: 仏蘭西出張
- Potts glass transition etc @ Orasy
- Rare event MC @ Montpellier
- OrsayではLenkaとFlorentにColoringの我々の結果を議論してもらうことが目的.セミナーの後でポイントをまとめて議論する.とりあえず論文にできそうなところまで来ている.他にも,Nakajima-Hukushimaは読んでもらっていたようで,少し議論をする.彼らの前の仕事と同じことをいっているようで,競合するかとも思ったが,そうではなくて好意的なコメントをもらう.OrsayはParisの近くの大学が中心の田舎町.雰囲気はよい.
- MontpellierではCampbellさんと議論することが一番の目的だったが,Kobも当然そこにいるわけである.セミナーではGriffiths相に関する話題にこまかく突っ込んでくれた.びしびしくる感覚は久々に心地よい.セミナーの後ではPGに関して議論してもらう.ほとんど教えてもらうことが多かったが,我々の見付けたことの意義よりも,これからの展開が大事だと言われ,いくつかの提案を受ける.京都会議までに答えを出しておきたい.Campbellさんとも顔をみての議論はメールとは違って有意義であった.Montpellierは町もよいし,Campbellさんにはいろいろとよくしてもらって,たのしく有意義な時間が過ごせた.来てよかった.
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最終更新時間:2013年08月12日 03時11分12秒