統計物理学2009
2009年冬学期 統計物理学(総合科目)
このページでは上記講義に関する情報を載せています.
- 担当教官
- 福島孝治 (居室:16号館221A号室, e-mail: hukusima at phys.c.u-tokyo.ac.jp)
- 講義室
- 駒場キャンパス5号館513教室
- 講義日
- 月曜2限 10:40--12:10
- 対象
- 1年 特になし
講義内容
基本的にはシラバスにしたがって,進めて行く予定です.
成績評価
基本的には学期末試験によって判定しますが,講義中に数回出すレポートも考慮します.後者の割合はおおよそ10%です.
教科書
特別にある教科書にそって講義をすることはしません.ただし,幾つかの参考書は初回の講義で解説します.
講義日程
日時 | 内容 | おさらい | 投票人数 | |
---|---|---|---|---|
2009/10/5 | 第1回 | 講義のガイダンス,統計力学で学ぶこと | おさらい1 | 78 |
2009/10/19 | 第2回 | 統計の基礎 | おさらい2 | 80 |
2009/10/26 | 第3回 | 等重率の原理 | おさらい3 | 60 |
2009/11/2 | 第4回 | カノニカル分布 | おさらい4 | 62 |
2009/11/9 | 第5回 | 分配関数と自由エネルギー | おさらい5 | 58 |
2009/11/16 | 第6回 | 理想気体 | おさらい6 | 57 |
2009/11/30 | 第7回 | 二準位系 | 53 | |
2009/12/7 | 第8回 | イジング模型の相転移 | おさらい8 | 56 |
2009/12/14 | 第9回 | 対称性の破れ | おさらい9 | 49 |
2009/12/21 | 第10回 | グランドカノニカル分布 | おさらい10 | 50 |
2010/1/7 | 第11回 | つづき | おさらい11 | 56 |
2010/1/18 | 第12回 | 変分法的平均場理論 | おさらい12 | 49 |
2010/1/25 | 第13回 | 繰り込み群入門 | ||
2010/2/1 | -- | 期末試験(二限) |
一行コメントを再開
- 掲示板だとスパムがひどいので,簡単な認証をとった一行コメントにしました.九九に答えてコメントください.
- カルノーサイクルの効率を統計力学的に考察することで、熱力学的絶対温度の定義η=1-T_2/T_1から温度を定めることは可能ですか? どこか基準が必要となりますが、それは三重点とか持ってきて。 - cra (2009年12月05日 16時39分13秒)
- これはちょっと議論が必要です.例えばカノニカル分布では温度はパラメータとして(熱力学と整合をとる形で)設定されています.だから,「カルノーの効率から定める」ということの意味がわかりにくいです.知らないふりをして効率を求めたら。。。と思うと、それは一致するのだと思います.しかも,カルノーの効率は作業物質に依存しないので,ミクロな模型に依存すると困ります.そうではなくて,ボルツマンのエントロピーを見ないとして,カルノーの効率から温度を導入できないか?という問いならば,それはやったことがないのでわかりませんが,楽観的には同じ温度が出てくるはずかと思います. - ふくしま (2009年12月06日 17時44分28秒)
- 遅くなってすみません。後者の意味です。ありがとうございます。 - cra (2009年12月21日 22時15分45秒)
- 最後の講義は出ます - 黒いアレ (2010年01月24日 00時11分26秒)
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最終更新時間:2010年02月02日 15時41分16秒