2006授業評価アンケート結果
主要部分の点数を示します.
科目 | 投票数 | 履修人数 | 難易度 | 熱意はあったか | 興味を持てたか | 知識の獲得に役だったか? | 総合評価 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
金曜1限 | 57 | 117 | 3.56 | 2.86 | 2.23 | 3.88 | 4.07 |
木曜2限 | 60 | 73 | 3.53 | 2.75 | 2.22 | 3.82 | 3.93 |
科目群全体平均 | - | - | 3.59 | 2.38 | 2.06 | 3.57 | 3.43 |
アンケート用紙の裏に書いてもらったコメントに対する返答はすでに各講義の最終回のところでしています.興味のある方はそちらを御覧ください.
- この授業評価アンケートは我々教官の授業改善に使われるのが目的です.どのような講義をするのが最善なのかはどの時代でも問われ続ける教育の基本的な問題だと思います.その中で学生との相互作用を利用しようとするのが,こうしたアンケートであります.アンケート結果を題材に本を書くのはまったくの論外としても,どうフィードバックすべきかは,なかなか難しい問題です.
- 上の平均点は,特にこのアンケートで重要視されている項目のようで,集計の最後に(見栄えのしない)全体の平均的との比較がグラフに示されています.数字を見れば分る以上のことはわからないのでこのグラフには全く意味がないのですが,主催者が重要だと思っていることはわかります.私もそれには賛成です.「講義の準備はされているか,時間は適切につかわれているか?黒板の字は読みやすいか,話は聞きやすいか?」などの他の項目は,確かに学生に指摘されて改めて気付くことはありますが,ほとんど噺家の基本事項で修正のかかる部分は何度か講義をしていれば修正されるところです.それらは結果を謙虚に受け止めて修正をしたいところです.ただ,改めて講義の最終回に聞いてもしかたがないといえば仕方がない点です.
- それでは上の結果をどう解釈し,講義改善にどのように利用すればいいのでしょうか.うーむ,難しい.まず,個人的に大事だと思っているのは,最初の出席者数です(これは主催者強調項目ではない).これが総合評価に影響しているのは明らかです.例えば,金曜1限は総合評価は4を越えています.これは私の目標でもあるのですが,このクラスは出席率が悪い.極めて悪い.一限だからといって許される範囲を越えています.最後にがんばって出席している学生が講義に対して高評価を与えているのはある意味で当然です(ね).参考にならない結果でもあります.出席していない学生の評価は0だと思えば,2点です.確かに出席率のよかった木曜2限では4点を切っています.ここが上がらんことにはなんとも気持ちがよくないが,どうすれば上がるかはよくわかりません.
- そもそも講義に出てこない学生の評価はどうでもよいか?講義のための予習復習をしない学生に難しいと思われてもよいか?
- はー,難しいです.予習はいらないと思うけど,復習させるように何か手だてを打たないといけないです.って,今言っているようではダメなんです.ダメなんでしょうか?
- このアンケート結果が帰って来たときに,結果の解析はおそらく統計学を知らない人がやっているので,意味のない「分散」ではなくて,せめて相関係数ぐらい見せて欲しいと思っていましたが,本質的ではないでしょうね.堀川高校の奇跡とかを勉強した方がいいのかもしれません.
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最終更新時間:2006年11月19日 10時43分29秒